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2018年7月4日水曜日

【必読】うつ病でストレスケア病棟に入院する時に持っていくもの20選

ストレスケア病棟とは


私たちは、学校や会社など社会の中で、人間関係やプレッシャーなどによる様々なストレスに囲まれています。ストレスによって心身が不調な時には、プライバシーを守り環境を変えることも大切な治療の基本です。

ストレスケア病棟という包容力のある安心安全な環境で心と体が解きほぐされ、十分な睡眠と休息のあとにエネルギーが充電され自らの復元力によって自信を回復していく過程を病院がお手伝いするものです。

 
ストレスケアは、プライバシーに配慮し人目を気にせずゆったりと過ごすことができる個室中心の病棟で、神経症やうつ病などのストレス関連疾患の方に入院して頂く開放病棟です。

 
広々とした癒しの空間とリラックスできる環境の中で静養して頂きながら、精神療法・薬物療法・作業療法・認知行動療法などの集中的な治療を行います。
また、復職を目的とされている患者さんには、退院前または、退院後に向けてのリハビリテーションの一つとして、復職支援プログラム(リワーク)の案内もさせていただいています。

入院治療の流れ


薬物療法・精神療法・認知行動療法・作業療法・集団療法・家族療法などの療法を症状に応じて適用し、また、担当看護師によるカウンセリングを導入して症状の回復だけでなく、体調悪化の原因となった事象にまで治療を行うのが入院治療の基本方針です。

入院中は、患者さんの体調や気分の波、時間帯による症状の変化などに合わせて、担当の看護師が入院生活を調整していきます。


入院初期


入院治療のベースはしっかりと休み、栄養のある食事をとり、生活リズムを整えること。規則正しい入院生活とスタッフとの交流は、自宅療養で不安を抱えながらの治療と違い、症状の変化を実感していただけると思います。性格傾向や感情状態の把握など、各種心理検査を行います。

入院中期


症状が順調に回復していくのを確認しながら、患者さんの体調悪化の原因と再発防止の対策を見つめてもらうことになります。作業療法や集団療法が行われます。
入院1か月後の心理検査を行います。結果のフィードバックをします。

入院後期


再発を防ぐために退院後の対処法方について考えたり、外泊や試験的に通学・通勤などを実施しながら治療を行います。


認知行動療法について



認知行動療法とは・・・自分を苦しくする考え方を見直し、自分を楽にする考え方や対処方法を身に着けていく心理療法です
強いストレスを感じるとどうしても私たちは悲観的に考えがちになってしまい、問題を解決できない状態に自ら追い込んでいってしまいます。認知行動療法では、そうした考え方のバランスをとってストレスに上手に対応できる心の状態を作っていきます。

持っていくものと良いもの


①携帯電話



・家族や友人と連絡を取るのに必要

・時計代わりに必要

②お金 



・入院費支払い用

・外出が許可される場合は、雑貨代

・気晴らしに雑誌やレンタルDVDを見るのに必要

③DVDレコーダー



・気晴らしにDVDを見るのに必要

④イヤホン


・相部屋の場合必要

⑤コンタクトレンズ洗浄液 


コンタクトをしている人は必須

⑥歯磨き一式



⑦化粧品(女性の場合) 



⑧化粧水・乳液



⑨髭剃り(男性の場合)



⑩タオル(4枚程度)



⑪バスタオル



⑫洗濯洗剤


⑬運動服


運動する際に必要

⑭運動靴


運動する際に必要

⑮服 


下着、靴下、パジャマ、ジャージ、Tシャツ

⑯コップ 


水を飲むのに使う

⑰シャンプー、リンス、洗顔剤、化粧落とし、ボディソープ



⑱生理用品(女性の場合)



⑲目薬



⑳本



最低限このくらいは必要かなと思います。(結構多いです)
参考になれば幸いです。

2018年6月23日土曜日

うつ病は世間に認められていない事実

うつ病患者への接し方として、頑張れ」という言葉は禁句という認識が知られるようになってきました。



ただし、なぜそうなのかという理由は知らない人も多くいます。



健康な状態なら、ショックな出来事が起こり、落ち込んだとしても、周囲からの叱咤激励や「君なら立ち直れる」、といった期待を込めた言葉が立ち直りのきっかけになることもあります。



でも、うつ病による落ち込みは、普通とは違うものであることを理解しておく必要があります。



もともと、頑張り屋な性格なのに、頑張りきれなくなってダウンし、自責感に苛まれている患者へ向かって、「頑張れ」という言葉をかけてしまうと、当人としては、「これでもまだ頑張りが足りないのか・・・」と非難されているように感じてしまいます。


説得や無理解な励ましは、うつ病になった人をさらに落ち込ませるだけです。
時には、言われただけでずっと布団から立ち上がれないこともあるのです。



うつ病になった人にとって、もう、努力は嫌なんです。もう、努力は辛いんです。



だから、うつ病の周囲の人は「そのくらいで負けちゃダメよ」と叱責することではなくて、例えば、好物を黙って夕食に出してあげることの方が励ましになります。

ほっといてあげるのも、良いことでもあります。


また、「出された薬は飲もうね」だとか「一緒に頑張ろうね」というのは、正しい励まし方であり、治療を助けることになります。



うつ病の人が求めているのは、「今までよくそんなに頑張ってきたね。それは辛かったね。」という共感の言葉。これまで努力してきていることを認めてもらいたいのです。



誰だって、頭ごなしに「頑張ればできる!」と突き放したような言い方をされるよりも、一緒になって、気持ちを共有して励ましてくれる方が嬉しいものです。



うつ病になると、コミュニケーションをとるのが難しくなったり、相手の言うことに敏感になったりしますが、基本的な接し方は変えなくてもいいということです。


落ち込んでいる人を前にすると、元気付けようとするあまりに、「今までちゃんとやってきたのだから大丈夫」、「私はこうやって乗り切った」などと自分の体験を話したり、「もともと優秀なんだからやればできるよ」と励ます人がいます。

しかしこうした言葉は、単にその人の対処法を押し付けているだけで、相手の気持ちに共感していることにはなりません。


うつ病のつらさをうつ病じゃない人にわかってほしいです。

うつ病は時には重病です。

何ヶ月もつらい期間を過ごさなければなりません。時には何年も。

ほかの人のように楽しく過ごせません。


少し良くなってきたかと思えば、また急降下して悪くなります。

一日中、布団の中にいることもあります。

だれもお見舞いにきてくれません。足を折ったりしてけがをしたらお見舞いにきてくるのに。。。


まだ、うつ病は世間に認められていないのです。


少しでも、認識してくれる世の中になればいいなと思います。

2018年6月9日土曜日

うつ病は再発しやすい! 休職・退職は? 

うつ病と仕事は密接に関係しています。仕事でのストレスが原因でうつ病になってしまうケースはとても多いです。




ストレスが溜まりやすい職場環境とは?



・過重労働している。

・勤務者同士の会話が少ない(コニュニケーションが少ない)

・ポジションが変わった

・配置変更があった

・上司が細かい

・上司がパワハラ的

・勤務者に傲慢な人がいる

上記にあてはまるものがあったら、ストレスが溜まりやすい状況かもしれません。

これらの過剰なストレスによって、うつ病になってしまうと、絶望感ばかり押し寄せるようになり、最悪死を考えるに至ることさえあります。




会社を辞めたいけれど辞められない理由



うつになったら会社を休職・退職する方法もあります。

しかし生活していくにはお金が必要です。

働かなくても生きていける方法があれば別ですが。

老後の年金の心配もあると思います。

子どもの学費の心配もあると思います。



休職するという選択


いくら生活のためとはいえ、自分のつらい気持ちを押し殺してまで働く価値はありません。

休職したくてもなかなかその一歩が踏み出せないのは、ひょっとして「仕事は大変で当たり前」という固定観念に縛られているからかもしれません。

また、うつ病で休むというのは、ケガなどで休むと違って何か後ろめたいと感じているのかもしれません。

うつ病はケガと同様かそれ以上に重大な病気です。

まだ、世間での認知度が低いだけです。

人生はたった一度きりしかないので、辛いと感じることばかりに時間を割くのはもったいないです。

会社を休職・退職しても他にできる事はあります。



退職前に休職を


会社を退職する場合、すぐに退職するのではなく一度休職してから辞めるといいです。

通常、会社を退職した時は失業手当をもらう事ができますが、休職した場合にもらえる傷病手当と比較してみると、傷病手当金の金額の方が上回るからです。



うつ病と診断されたら仕事は続けられるのか?



うつ病の症状を抱えていても仕事に耐えていけるものかというと、実際そうではありません。

ストレスに耐え続けていれば、いずれ回復し、バリバリ仕事がこなせるようになると信じていても、症状はよくならないどころか、さらに悪化していく恐れもあります。


うつ病になるとストレスに対する耐性が衰えてしまいます。


困難を乗り越える余裕がなくなってくるので、今の仕事を今の状態のまま続けると、改善するどころか、悪化することにもなりかねません。

また、睡眠障害や頭痛、胃痛にもなります。

寝れない日が継続すると睡眠薬や安定剤が多くなり、翌日の日中に頭がぼーとなります。

うつになると仕事で使う脳内の機能もうまく働かなくなります。


行動力がなくなる。

何事もおっくうになる。

記憶力が薄くなる。

睡眠薬や安定剤の影響で自分が直前にやった作業かどうかもわからなくなります。


決断力がなくなる。

何事も自分の意思では決断できなくなります。

結果、他の人の計画通りにやることになり、ますますうつ病が悪化する。


コミュニケーション能力が低下する。

他人とコニュニケーションをとるのが怖くなり、何事も自分個人で抱えてしまう。


これらは全て職務を遂行するにあたり必要な能力です。


これらが欠けてしまっていると仕事もしづらいですし、他の人とも円滑にコミュニケーションがとれなくなります。

つまり、うつ病になると仕事の能率も落ち、ミスが増えたり納期に間に合わなかったりという現象がたびたび起きてしまうのです。


これでは自己嫌悪にもなりますし、周りにも迷惑がかかってしまい、さらに自分を追いつめます。

うつ病になったら、自分がうつ病だという自覚を持ち、病気のせいで働く能力が落ちているのだと認識しなければいけません。

仕事の能力が落ちると自分も不安になり、症状にも悪影響になります。

病院からうつ病と診断されると、今の仕事からはずされたり昇進ができなくなったりして、将来が見えなくなってしまいます。

会社にいられなくなり、収入がなくなり、路頭に迷うなんて暗い将来ばかり描いてしまうのです。


うつ病で休職するときに診断書をもらう方法


病院に行ってうつ病と診断されると、数週間~数ヶ月は休むようにと診断を受ける事があります。

休職する場合は、その診断内容を「診断書」として明記してもらい、休職する際に提出します。

休職することで今までの会社からの拘束から一気に解放されるので、心からほっと一息つけるでしょう。このリラックス感がうつ症状の緩和にも役立つのです。

診断書は病院にもよりますが結構値段がかかりますので、医者と相談し、休職が長くなりそうだったら、数ヶ月分休む旨を書いてもらうと良いと思います。

何度も診断書を書いてもらうとその分お金がかかります。

診断書で例えば、「3ヶ月の休職が必要」とされた場合でも、元気になったら1ヶ月で出勤の準備をしてもいい場合があります。会社との相談によると思います。


休職後の問題


仕事上のストレスから開放され、ゆっくり療養に専念できれば、病状は回復へ向かっていきます。しかしその次には難しい問題が待っています。

復帰はいつできるのか。

うつが治らない限り仕事復帰はできないのか。

うつ症状が軽くなってきたら、完治しているとは言えなくても職場復帰を検討し始めていいでしょう。

あまりにも長く休職していると、会社でのポジションにも変化が生じて復職に不利になる可能性があります。

休職期限が近づくと、多くの医者が回復の程度に関わらず、「職場復帰可能」という診断書を書きます。

しかし回復が中途半端なまま同じ仕事に戻ると、うつが再発しやすいのも心配です。

うつ病原因となった仕事上のストレス原因がそのまま残っていた場合、また同じ問題でストレスを抱え込み、うつ病になる恐れがあります。

休職中に職場で人事異動がなければ、上司や部下や同僚も基本的に変わりませんし、業務内容も、システムの大きな変更がない限り今まで通りのパターンです。




要注意!うつ病は再発しやすい!



気をつけなければいけないのは、うつ病は非常に再発性の高い病気だという事です。

職場復帰した時は、どんな仕事に戻していくか注意が必要です。

全く異なる職種を選んでも、環境が違いすぎて新たなストレスを生み出してしまうかもしれません。

復帰直後はあまり刺激がない、穏やかな環境で仕事に慣れていくのがベストです。

少しずつ慣らしていくためにも職場は変えず、業務時間を短縮してみたり、難易度を軽くしたりすることがおすすめです。

自分の回復程度と仕事への意欲がどの程度かというところにもよるので、自分の意志はしっかりと会社や医師に伝えなければいけません。

普段の症状から考察し、自分のうつ病の症状レベルはどの程度変化しているのか、日常から定期的に自己分析しておけば、会社や主治医にも話しやすいでしょう。

病院によっては、認知行動療法を行っているところがあるので、利用してみるのもいいです。



どうしても復帰できなさそうなら?



退職も一つの手かもしれません。
それで、気分が晴れて人生が変わるのであればなおさらです。

ただし、再就職はなかなか難しい世の中ということは考慮しておいてください。

また、再就職先では、さらに悪い職場環境であるかもしれません。

最後に決めるのは自分です。

納得のいく回答は個人個人違います。

十分に考えて決断しましょう。

ただし、うつ病が重度の場合は、大きな決断はしない方がいいということは忘れないでください。