今回は、モンゴルでのゲル中での作法をご紹介したいと思います。
ゲルの中にはさまざまなルールが存在します。
現在モンゴルではゲルの中の決まり事について、それほど気にする必要はなくなってきています。
大切なのはそのゲルの主人を敬うことであり、日本人の常識内で接していれば、トラブルが生じるようなことは滅多にないです。
しかし、モンゴル人にとっては誰もが身に付いている基本的なことなので、ゲルを訪問する以上、知っておきたい知識です。
そうすれば日本人の印象は格段によくなります。
〇ゲルの中に入るとき
・ゲルの近くには必ず番犬がいます。吠えられる場合があるが、主人の客の訪れを知らせる呼び鈴の役割もあるので、主人が出てきて制止するまでは近づかないようにしましょう。
・ゲルには帽子をとってから入るようにしましょう。
・ゲルに入るときは右足から入りましょう。
・入口の敷居を踏んだり、座ってはいけません。
〇ゲルの中では

・入口正面奥が上座、左側が男性の座、右側が女性・子供の座になっており、客は女性でも上座か男性の座に座ります。
しかし女性は男性の座の中央の2本の柱(バガナ)より奥に座ってはいけません。
・ものを受け取る際は必ず両手で受け取ってください。
・出されたものはすべて残さずいただく方がいいですが、無理な場合は最低限口を付けるのがのが礼儀です。
〇ゲルの中の禁止事項
・中央の2本の柱(バガナ)の間は通ってはいけない。2本の柱は男女を表し、その間を通ることはその家の夫婦の仲を裂くという意味になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿