頭のいい子にする4つのポイントは次の4つです。
一つだけでもやれそうなものは実践してみてください。
- 計画を立てて時間をつくることが大切
- 自分の部屋の学習机ではなく、居間のテーブルで勉強を
- ほめて育てて伸ばす
- 失敗から学ぶことも大切
1 計画を立てて時間をつくることが大切
テレビやゲームを見るのがどうしてよくないかというと、だらだらと時間がとられてしまうからです。
ぼーっとテレビを見たり、ゲームをしていたらすぐに2~3時間はたってしまってはいないでしょうか?
1日は24時時間と限られていますから、なんとなく過ごしていたらすぐに1日は終わってしまいます。
そうならないために、今からでもこれを実践してみてください。
「あらかじめ、計画をたてて、勉強する時間をとっておく」
このようにすることが、学習習慣をつける近道です。
例えば、小学校高学年であれば、夕方5時~6時までの1時間を勉強する時間にあてておいて、あとは自分の好きなことをする時間にする。
大切なのは、毎日、机に向かう習慣をつけることです。
決まった時間に勉強する習慣をつけていれば、学習習慣を無理なくつけることができます。
といいたいところですが。。。。。
実際は。。。。
たぶん、今まで勉強習慣がなかった子供は、なかなか机に座っていられないのが実際だと思います。
その場合は、どうするか?
最初は15分だけ机に向かわせるようにします。あとは、学習ノートをとりあげます。
子供の心理の中で、まだあそこの問題を問いてなかったのに、っと思わせれたら成功です。
次回からは、親に学習ノートをとりあげられるのを危惧して、集中して勉強をすることになります。
そのように集中する癖をつけさせることがまず第一歩です。
そうしたうえで、最終的には冒頭で紹介したような、1時間集中型にもっていければ、最高だと思います。
1時間だけでいいの?って思うかもしれません。
自分が小学生の時は、1時間くらいしかやった記憶がありません。
それでも、北海道大学の理系には合格できました。
自分の子供も1時間の勉強を実践していて、成績も良好で塾は行ってません。
たぶん、方向性は間違ってないと思います。
一般的な大人の集中力でも40~50分程度で、その中でも完全に入り込めるのは15分程度。
この15分の集中力の波を繰り返すと言われています。
その繰り返す波に乗れるようになって、大学生になれば90分講義も受けられるようになります。
しかし、小学校低学年までの場合には15分程度で限界が来てしまうのが一般的。
幼児向けのアニメなどは1話が短いと思いませんか?その理由は、幼児の集中力が持続する10~15分以内に完結にさせるように出来ているそうです。
2 自分の部屋の学習机ではなく、居間のテーブルで勉強を
これは、意外と重要なことなのです。
居間は、自分の部屋と違っていろいろな刺激(音)が入ってきます。
その状況下で勉強できるようになっておくことが、将来の高校受験や大学受験で実は重要になってきます。
雑音がある。集中できない。
一般的に考えたらあたり前ですよね。
でも、受験会場では、その雑音が気になってしまって、集中して問題を解けなかったとい人も多くいます。
・シャープペンシルをカチカチする人がいる。
・鼻水をずるずるする人がいる。
・貧乏ゆすりで椅子をがたがたいわせる人がいる。
気になったら、ほんとに集中できません。
このような、状況下でも集中できるようになっておくのが、居間のテーブルでの勉強です。
もう1点、副次的な効果があります。
それは、子供がやっている勉強を親が監視(監視は言い過ぎですが)しやすいことです。
是非、検討してみてください。将来よい結果にはなりますが、悪い方向にはいかないと思いますので。
3 ほめて育てて伸ばす
最近は、子供はほめて育てた方がいいと言われています。
これは確かなことで、さまざまな研究ではっきりとしています。
最初はマウスやサルの実験で、どうもほめた方がいいらしいということがわかりました。
人間でも試してみたところ、やはりほめた方が、いい結果が出ています。
ほめられると誰でもいい気分になり、脳ではドーパミンというやる気をアップさせる神経伝達物質が分泌されます。
すると、さらにがんばっていい結果が出る、理想的な状態になります。
子供は欠点をしかるのではなく、いいところをほめて伸ばしてあげましょう。
がんばっても結果がでないことがあります。
でも結果が出なかったからといって責めてしまっては、それまで頑張ったことを否定してしまいます。
結果がどうあれ、頑張った行為自体をほめてあげましょう。
悔しいのは子供本人なのですから。
ただし、なんでもかんでもほめればいいというわけではありません。
社会にはルールがあります。
なんでも限度があり、やっていいことといけないことの一線をきちんと決めて、きちんと教えてあげましょう。
4 失敗から学ぶことも大切
「失敗学」という言葉があります。
起こってしまった失敗に対し、原因を追究して、失敗に学ぼうという学問です。
最近は、失敗しないように石橋をたたいて渡る人が増えています。
自分は理系なので、理科の話をしたいと思います。
最近の実験キットは、いたれりつくせりで、全部がそろっていて、あとはそれをどう混ぜたり、つないだりしたらいいかを、授業でやってみるだけになっています。
教科書に書いてある実験道具がそのままそろっているので、工夫してやることもなければ、失敗することもほとんどありません。
理科で一番大事なのは、失敗した時に、どうして失敗したのかをじっくり考察することです。
失敗すれば学習して、次は同じ失敗を繰り返さないようにします。
これがほんとうの学習です。
社会にでてから、苦労しないようにこの習慣をつけておくことが大事だと思います。
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