などの様々な病気に効果があるというような説明のある水素水メーカーがあったとします。
しかし、そういった効果は一切認められておらず、
このような表記は、実は誇大広告、薬機法違反、景品表示法、健康増進法違反になる恐れがあります。
次のようなものを改善するといったものも違反の可能性があります。
・「肥満」
・「アトピー」
・「網膜障害」
・「Ⅰ型糖尿病」
・「腎障害」
・「高血圧」
・「パーキンソン病」
・「不妊治療」
・「酸化ストレス軽減」
・「細胞内シグナル伝達の改変」
・「脂肪の蓄積抑制」
・「脂質代謝活性化」
・「不妊治療」
・「紫外線の細胞へのダメージ軽減」
どのような表記なら安心できるメーカーであるのか?
・水素水生成器は、水道水を電気分解し水素を発生させることで、活性酸素のひとつであるヒドロキシラジカルが抑制された「水素水」を作る装置。
・水素で水の中のヒドロキシラジカルを抑制すること。
・表示されている抑制率のデータは、人体への効果や効能を表すものではないこと(これは記載しているメーカーはあまりないかもしれません。なぜなら、他社との競合により売れなくなってしまいますので)
このような表記のメーカーは安心できると思います。
要点
つまり、「装置で作った水素水の中のヒドロキシラジカルが本当に抑制されていたとしても、それを飲用することで人体に何らかの効果があるかどうかは証明されていない」ということになります。
飲むと健康になるというイメージはあくまで「イメージ」でしかないのです。
何らかの効果があるかどうかを大々的に宣伝しているメーカーは薬事法に抵触する可能性があります。
ではなぜ水素水がこれほど人気なのか?
今では、スーパーやドラッグストアだけではなく、大きなスポーツジムにもよく見かけます。
自分の通っているスポーツジムでも水素水会員というものが存在して、かなりの人が入会しています。水素水サーバーから水をくんでいる人もよく見かけます。
水素水は実は効果があるのでは?と思ってしまいます。
実は正解です。
科学的に証明されていないだけなのです。
科学的に証明されていない【だけ】
「科学的に証明されつつあるが、まだ薬や医療機器として認可を受けるほど十分にデータや手続きが揃っていない」という表現の方が実態に則しています。
薬や医療機器の認可には、お金と時間がかかります。(特に薬の認可には、届け出から何年もの時間がかかるのが普通です)
水素水が科学的に研究されるようになって10年ほどしか経っておらず、仮に十分なデータがそろったとしても、それらが審査され承認されるにはまだまだ時間がかかります。
効果はある?商品化は詐欺まがい?
メーカーは、誇大広告、薬機法や景品表示法、健康増進法の規制により、(仮に科学的に証明されていたとしても)水素水の効果効能を明記できません。
こうした状況により水素の効果が不透明なまま流通してしまっています。
しかし、実際に水素水を飲んでいる人の中には、体調の変化を実感しそれに満足している方が多く、毎日の健康維持に欠かせないアイテムとなっています。
当然その評判は口コミでも広がっており、「家族や知人に紹介されて水素水を飲み始めた」という方も多いです。
確かに、一時期は誇大広告ぎみな販売方法が散見され問題となっていましたが、今ではそれも落ち着き、本当に欲しい人だけが購入できる環境ができつつあります。
実は私の自宅にも水素水生成器があります。
効果実感までの期間は1ヶ月以内
効果を実感してる方の90%は1ヶ月以内に何らかの効果を実感しています。体に水素水が合っているか見極めるのであれば、1ヶ月の継続を目安に判断すると良いでしょう。
水素の毒性・安全性について
水素は毒性のない安全性の高い分子です。
もともと水素は深海潜水(ダイビング)の世界で広く使用されており、減圧症や動脈血栓を予防する目的で水素の混合ガスが日常的に使われています。
水素水選びのポイント
水素水の中の水素は拡散性が高く、グラスに注いだ状態だと半日程度で全て抜けてしまいます。
そのため、生成直後のものを短時間で飲用するか、水素を逃がしにくいアルミ製の容器に保存するのが一般的です。
現在の水素水製品の主流は、0.8ppmを超える製品が主流となっています。
水素濃度が高ければ高いほど、より効果も高くなるのか?
必ずしもそうとは限りません。
水素濃度の単位について
水素水の濃度は、水中にある要素を測る単位であるppmやppbを使います。
ppm …パーツパーミリオン(100万分の1)の略で、1Lの水に1mgの量の水素が含まれていることを表します(1ppm=1mg/L)。
ppb …パーツパービリオン(10億分の1)の略で、ppmの1000分の1の濃度となります(1000ppb=1ppm)。
水素水の濃度と効果の関係
以下のようなことが研究でわかっています。
・水素濃度は最終的に体内に0.4ppm(=400ppb)あれば十分。
・水素水を摂取しても約6割(60%)の水素が呼吸とともに体外へ排出されてしまう。つまり4割が体内に残る。
・水素水から水素を摂取する場合、1.0ppm程度の水素濃度が最も効果的。
※中部大学の近藤教授らの研究グループが実証しています。
(参考)
水素濃度1.0ppm以下なら水素濃度0.4ppmよりも0.8ppmの方がより効果が得られ、水素濃度1.0ppm以上なら水素濃度1.2ppmも1.4ppmでも効果は関係ない。
0.4ppmの場合:6割が体外へ排出=体内に0.16ppm
0.8ppmの場合:6割が体外へ排出=体内に0.32ppm
1.0ppmの場合:6割が体外へ排出=体内に0.40ppm
1.2ppmの場合:6割が体外へ排出=体内に0.48ppm(0.4ppm以上)
1.4ppmの場合:6割が体外へ排出=体内に0.56ppm(0.4ppm以上)
高濃度の水素水製品が必ずしも良いわけではない
容器に圧力をかけて水素を押しこんだり、密閉容器の中で発生させ続けていれば水素濃度は濃くなりますが、通常1.57ppmが水素濃度の飽和値であることが計算によって科学的に証明されています(普通の圧力において水素が溶ける最大値が1.57ppm)。水素水製品の中には、2.0ppmから7.0ppmの濃度で販売しているものもありますが、これは容器内で圧力がかかった数値なので、蓋をあけた瞬間、常圧になり水素は抜けていってしまいます。
市販されている水素水に水素が入っているとは限らない
「水素水」と表記されているにもかかわらず、実際にはほとんど水素の入っていない粗悪品が一部では流通しています。
そうした粗悪品を手にしないためには、水素水の選び方を少しでもしっておくといいです。
基本的には 日本水素水振興協会により証明されているものを選ぶ方が安心です。
水素水を初めて飲む
アルミパウチやスティックタイプの水素水が適しています。
【メリット】
最初に手にする水素水として最も失敗が少ない。
【デメリット】
「価格が高い」というデメリットがあり、それが原因で効果を実感しているにもかかわらず、継続を断念する人も少なくありません。
水素水を長期的に飲みたい
そこで「水素水の効果を実感した。継続したいからもっと安価に水素水を飲みたい」というニーズに応えるのが、水素水サーバーと水素水生成器です。
選び分けとしては、3人以上のご家族で飲まれるのであれば水素水サーバーが1~2人で共有するのであれば水素水生成器を選ぶと良いです。
スーパーやドラッグストアでよく見かけるアルミボトルタイプの水素水は推奨しません。
アルミボトルは再密封が困難な上、運搬時に中の水素水が震とうしやすいため、水素が抜けやすいからです。
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