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2018年7月6日金曜日

トクホ飲料

キリンの「メッツコーラ」やサントリーの「ペプシスペシャル」、アサヒ飲料の「三ツ矢サイダープラス」と、現在では様々な「トクホマーク(特定保健用食品)」の炭酸飲料が展開されています。

しかし、一体どの辺がトクホなのでしょうか?


そのキーワードは「難消化性デキストリン」にあります。

まず、トクホマークを簡単に説明すると、研究実績のある食品で、なおかつ健康増進作用があると考えられる成分を含んだ食品につけられる印です。


「厚生労働省」という文字が入っていることが多いのですが、2009年からは消費者庁の所管になって、責任の所在がうやむやになっています。

近年展開されている炭酸系ドリンクのラベルをよく見てみると、「難消化性デキストリン」という言葉が並んでいます。

「難消化性デキストリン」というのは、デンプンを特殊な環境で加水分解することで得られる食物繊維です。


また、「難消化性デキストリン」は消化されにくいことからカロリーは非常に低く、腸内で食べものと混ざり合い、血糖値の急激な上昇を抑えたり、便通を改善する働きがあると言われています。

伊藤園のトクホのお茶「2つの働きカテキンジャスミン茶」

◎効果が出るのは20本以上から!

「難消化性デキストリン」の老舗製造元、松谷化学工業の実験レポートによると、健康な成人男性6人に1週間、毎日30gの「難消化性デキストリン」を投与したところ、便通の改善、腸内細菌群や腸内バランスの改善が見られたそうです。

また、毎日10gの「難消化性デキストリン」を摂取することにより、血糖値が長時間安定し、減量にも成功したといった実験結果が書かれています。


ですが、「難消化性デキストリン」でダイエット効果や、便通の改善等々の有益な効果を得ようとすると、計20本、つまり最低1週間、毎日2~3本ものトクホドリンクを飲まないといけない計算になります。

トクホをうたう商品は普通のペットボトル商品よりも30~40円高く設定されています。

また、お茶などであれば1日2~3本いけるかもしれませんが、糖分入りの清涼飲料水タイプは、トクホの効果以前に糖分の摂り過ぎになり、健康どころか不健康になってしまいます。


とはいえ、難消化性デキストリン自体は悪いものではないので、気になる方はショッピングサイトで検索してみましょう。

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