}); 水道用薬品 苛性ソーダと消石灰の比較|すごく真面目なブログ

2018年7月7日土曜日

水道用薬品 苛性ソーダと消石灰の比較

苛性ソーダ:水酸化ナトリウム




メリット

・液体苛性ソーダは取り扱いが衛生的で人手を要しない。

・労働衛生上の利点から、苛性ソーダがアルカリ剤として一般的に使われる。



デメリット

・ナトリウムイオンは高血圧症の原因になることから消石灰を使う方がよいという意見がある。

・苛性ソーダは劇薬である。短時間なら直接皮膚に触れても表皮がとけてヌルヌルする程度であるが、眼に入ると、水晶体を侵して失明に至る。

・苛性ソーダと水との反応は発熱反応であるから、希釈工程がある場合には、局所的な沸騰による飛沫が作業者にかかることがある。万が一に備えて、苛性ソーダを扱う場所は、近くに浄水の蛇口を備えて洗眼等ができるようにしておく必要がある。





消石灰:Ca(OH)2




メリット

・安価である。

・人体への危険性が少ない薬剤である。



デメリット

・水に対する溶解度が低いため、通常はスラリー状で扱われ、そのためポンプや配管がしばしば閉塞を起こす。

・軽い粉状であることから、解袋時に飛散しやすく、粉塵によって作業性著し

く害される。

・この配管閉塞と粉塵の問題をいかに解決するかが技術上のポイントとなる。



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